【笛にっき】台詞覚えとはなんと困難か

今回役者をさせていただいていますが、実は1年半のブランクがあります。練習はじまりたての頃はスランプに陥ったみたいに、セリフも動きもチグハグでした。今は随分と勘を取り戻して、幾分ましな演技ができています。

 しかしながら、深刻なのは演技というよりも台詞覚えの方でした。私は元から台詞覚えが優れている訳ではありませんでしたが、今回の舞台ではなかなか苦戦しております。ブランクがそうさせているのか、頭の弱さがそうさせているのかは分かりませんが。

 台詞をそらんじようとすると、それが文脈や語彙は限りなく近いのだけれど異なっている、ということが頻発します。意味や感情はなんとなくインプットされているがゆえに起こるニアミスなんだろうなぁ、としみじみと感じながら、自分の間違いに戸惑っています。ただの暗記と違って、声量、抑揚、イントネーション、感情、動き、はたまた相手のセリフまで頭に入れる必要があるので、単純に全て覚えようとしたら頭爆発します。助けてください。

 台詞覚えは頭じゃなくて全身を使って、心を使ってするものなんだ!と最近なんとなく思うようになりました。

 それではまた。4回生の田中でした。


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